女性が手に職をつけるなら看護師がおすすめ

看護師は、医療スキルを身につけるだけでなく、傷病に悩まされる患者にメンタルケアを施すホスピタリティが必要です。健康上のさまざまな悩みを持つ患者が安心して相談できる相手として、柔和な対応が得意な女性看護師が向いているでしょう。看護業界は女性が多く、男性よりも女性が参入しやすいという事情があります。そのため、看護師は女性が手に職をつけて活躍できる職業といえるのです。

看護師になるには、養成学校に通って単位を修得し、国家試験に合格しなければいけません。一般的には高校卒業後、看護大学に4年通うか、または看護短期大学や看護専門学校で3年学ぶと看護師国家試験を受けられます。また、中学卒業者であっても5年一貫看護師養成課程校で単位を修得すれば、看護師国家試験の受験資格が得られるのです。

看護師養成学校では座学だけではなく、小児科や外科といった診療科の実習で単位を修得する必要があります。実習を1つでも落とすと留年してしまうという厳しい養成学校もあり、看護学生は真剣に勉強に取り組んでいるのです。看護師国家試験は毎年6万人から7万人の看護学生が受験し、その9割近くが合格します。高い合格率のため、看護師養成学校で単位修得できるかどうかが看護師になるうえで重要といえるでしょう。

ちなみに、大学医学部や病院に併設された4年制の看護専門学校および大学の看護学部の中には、保健師や助産師の資格を取れる養成学校もあります。もっとも、看護師の資格を取得してからでないと、保健師や助産師の資格は取得できないので注意が必要です。